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平成25年度 産業化を見据えた機能性食品を考える研究会

超高齢化社会、団塊世代の退職時期を迎え、健康に関する意識がますます高まる中、いわゆる健康情報が氾濫しています。 愛知県は、加工食品工業において高い集積度を誇り、適切な情報を基にした新たな機能性食品が開発できれば、飛躍のチャンスであり、こうした知見を機能性食品につなげる場として、「産業化を見据えた機能性食品を考える研究会(全3回)」を開催いたしました。 多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。

第3回開催概要

日時
平成25年12月4日(水)  【13:30~16:50】
場所名城大学 名駅サテライト MSAT
 名古屋市中村区名駅3-26-8 KDX名古屋駅前ビル13階 TEL:052-551-1666
主催等 公益財団法人科学技術交流財団/学校法人名城大学  後援:中部経済産業局
内容 ○講演Ⅰ
13:35~15:05「体内の酸化を測るストレスマーカーの研究」
講師 兵庫県立大学環境人間学部 教授 加藤陽二 氏 
 活性酸素は、老化や様々な疾病に関係しており、反応性が高いため、体内のタンパク質や核酸、脂質などを酸化する。我々は疾病の未病段階からの予防を夢見て、「酸化ストレス健康診断」を目指し、酸化修飾された生体成分を疾病予防マーカーとする研究をしている。その成果はプロテインチップ受託分析などにも利用されており、研究会で紹介したい。

○講演Ⅱ
15:20~16:50「ヘルスケアチェックによる生活習慣の見直しと機能性食品」
講師 株式会社ヘルスケアシステムズ 代表取締役 瀧本陽介 氏
 大豆イソフラボンの代謝能や酸化ストレスなど、疾病前の健康状態を測定するヘルスケアチェックは、生活習慣を見直す貴重な機会を提供することができる。検査結果に対応するソリューションは、医薬品ではなく食を含めた生活習慣の改善となるが、その中で機能性食品の果たす役割は大きい。ヘルスケアチェックと機能性食品の連携について、弊社の取組事例を中心にご紹介する。


17:00~18:00 希望者のみ、併設のラウンジにて交流会

第2回開催概要

日時
平成25年9月11日(水)  【13:30~16:50】
場所名城大学 名駅サテライトMSAT
 名古屋市中村区名駅3-26-8 KDX名古屋駅前ビル13階 TEL:052-551-1666
主催等 公益財団法人科学技術交流財団/学校法人名城大学  後援:中部経済産業局
内容 ○講演Ⅰ
13:35~15:05「発酵は現代の錬金術:微生物が付加価値を生み出す」
講師 名城大学農学部教授 加藤 雅士 氏 
 日本酒にビール、チーズに塩麹(こうじ)、発酵食品の特徴のひとつは「おいしさ」であろう。原料である食品素材が本来持っていなかった味や香り、のどごしを、微生物の力を借りて造ったのが発酵食品である。最新の遺伝子研究が微生物の底力を教えてくれる。例えば、麹菌。驚くべき多くの酵素の遺伝子を持ち、食品素材から新機能を引き出す。まさに、故きを温ねて新しきを知る。健康機能に関して、発酵食品がもつ新たな可能性を探る。

○講演Ⅱ
15:20~16:50「ホップおよび乳酸菌SBL88の健康機能性について」
講師 サッポロビール株式会社 
    価値創造フロンティア研究所 瀬川 修一 氏
 ホップはビール特有の香りと苦味を付与するためにビール醸造には欠かせない原料である。鎮静作用、催眠作用などの生理作用がこれまでに報告されている。我々はこれらの生理作用以外にもホップが動脈硬化抑制作用、RSウイルス感染抑制作用を有することを明らかにした。また、当社にて分離した乳酸菌SBL88(L. brevis SBC8803)が腸管バリア増強作用を示し、その培養液から生理活性物質としてポリリン酸が同定された。ポリリン酸の作用メカニズムとして腸管上皮細胞のインテグリン分子、p38 MAPKの活性化が寄与することが示唆された。本研究会ではこれらの知見について紹介したい。

17:00~18:00 希望者のみ、併設のラウンジにて交流会

第1回開催概要

日時
平成25年6月19日(水)  【14:00~17:00】
場所名城大学名駅サテライトMSAT
 名古屋市中村区名駅3-26-8 TEL:052-551-1666
主催等 (公財)科学技術交流財団/学校法人名城大学  後援:中部経済産業局
内容 ○講演Ⅰ
14:05~15:20「健全な食生活の構築を目指して」
講師 名城大学農学部教授 小原章裕氏
  科学の進歩に伴い、人類は劇的な平均寿命の延長を獲得した。しかしながら、がんや生活習慣病、老年病など克服していかなければならない新たな課題をもたらしている。
一方で、「食」の持つ生理機能は洋の東西を問わず古来より認識されていたが、伝承の域を出なかった。そこで、本学農学部と薬学部の連携の下、「薬食同源」に科学的根拠を与えるべく、健康の維持・増進や疾病の予防の可能性を追求することを目的に、研究センターを立ち上げた。センターで明らかにした事例を中心に紹介する。

○講演Ⅱ
15:35~16:50「エビデンスに裏付けされたオリジナルアイテムの開発」
講師 マイクロアルジェコーポレーション株式会社代表取締役 竹中裕行氏
  機能性食品の商品化には、1)既存の機能性成分を利用した商品化と2)産学連携による新規の機能素材の開発・商品化、の2つが考えられる。既存素材の利用では、中小企業は大手企業に生産コストとネームバリューで太刀打ちできない。そこで、大学の研究成果(必要があれば特許出願)を基にエビデンスに裏付けされたオリジナルアイテムの開発を目指すのが良いと思われる。弊社のこれまでの産学連携の実例をご紹介する。

17:00~18:00 希望者のみ、併設のラウンジにて交流会