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平成25年度 炭素繊維複合材料応用技術研究会

炭素繊維は、金属と比べて「軽くて、強い」という特性を持つことから、炭素繊維複合材料(CFRP)は、製品の高強度化・軽量化の点で注目を集めています。 こうしたことから、第一線で活躍する研究者、技術者の方々を講師にお招きし、次世代自動車や航空宇宙といった今後の成長が期待される新産業分野向けの開発動向、国内研究開発体制に関する最新情報等幅広い内容について、理解していただくことを目的として研究会を開催いたしました。多くの皆様にご参加いただきまして、ありがとうございました。

第3回開催概要

日時
平成25年11月18日(月)  【13:15~16:35】
場所愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 1002会議室
 名古屋市中村区名駅4-4-38 TEL:
主催等 (公財)科学技術交流財団/あいち産業科学技術総合センター/愛知工研協会/(一社)日本繊維機械学会東海支部
内容 ○講演Ⅰ
13:20~14:50  「熱可塑性樹脂複合材料の加工技術の現状と今後の動向」
          講師 金沢工業大学大学院 工学研究科教授/
              東京大学 先端科学技術研究センター特任教授
              鵜澤 潔 氏
 熱可塑性複合材料は成形時間が短く、加熱による成形後の再加工が可能で、リサイクル性も高いという特長から、自動車部材への適用が期待されている。その一方、十分な量の材料調達が難しく、プレス機等の大型設備が必要など、研究を進めるうえで解決すべき課題も多い。本講演では、熱可塑性複合材料の実用化に向けた成形加工技術に関する最新動向を紹介する。


○講演Ⅱ
15:05~16:35 「レクサスLFA開発における自動車用CFRPの開発とその後の展開の可能性」
         講師 トヨタ自動車株式会社 製品企画本部付製品企画室
             主査 河村 信也 氏
 弊社ではレクサスLFAにおいて、他のOEMが直接手をつけることがあまりない内製を前提としたCFRP技術開発を行った。そこで学んだいくつかのことをご紹介しながら、業界における将来の量産車展開に向けたシーズ技術開発を例に、今後の可能性を皆様と想像する。

16:45~17:45 希望者のみ、15階 科学技術交流財団研究交流センターにて交流会


<お問い合わせ先>
公益財団法人科学技術交流財団
業務部中小企業課 宮田/田中
電話0561-76-8326
E-mail chusyo@astf.or.jp

第2回開催概要

日時
平成25年10月21日(月)  【13:00~17:20】
場所名古屋大学 野依記念学術交流館 2階カンファレンスホール
 名古屋市千種区不老町 TEL:
主催等 (公財)科学技術交流財団/あいち産業科学技術総合センター/愛知工研協会/(一社)日本繊維機械学会東海支部
内容 ○講演Ⅰ
13:05~14:35 「炭素繊維複合材料研究の最新動向とナショナルコンポジットセンターの展開」
講師 名古屋大学大学院 工学研究科 航空宇宙工学専攻
    教授 石川 隆司 氏
 炭素繊維複合材料(CFRP)は、構造軽量化によるエネルギー効率化の切り札として、航空宇宙分野を初め、風車等のエネルギー分野にも使用されるとともに、自動車への本格適用が始まっている。本講演では、これらの最新動向を展望するとともに、この動きに関連して、最近名古屋大学に設立されたナショナルコンポジットセンターについて解説する。

○講演Ⅱ
14:50~16:20 「炭素繊維複合材料開発の歩みとその将来」
講師 東レ株式会社 ACM技術部 部長 小田切 信之 氏
 炭素繊維は日本で誕生し、世界で最初に日本で量産化され、現在も日本が世界最大生産量を誇る、「日の丸先端材料」である。黎明期には、最高級を追求する日本の釣り竿メーカーやゴルフシャフトメーカーなど、スポーツ用品メーカーが市場を牽引し、高性能化の育ての親となった。複合材料で製品化を実現するためには、「製品」と「材料」の両方を設計するという新たなコンセプトの適用が不可欠である。また「成形プロセス」の開発が連携することも成功の鍵となっている。炭素繊維複合材の市場は、航空機をはじめとして、新世代の自動車、スポーツ用品から、燃料電池、電線ケーブル、深海油田や風力発電などのエネルギー分野まで拡がりつつある。今後の適用拡大には、特に加工度を上げた使いやすい中間素材と、その革新的な成形技術の開発に多くの課題が残されている。

16:35~17:20 名古屋大学ナショナルコンポジットセンター見学【定員60名】

第1回開催概要

日時
平成25年9月12日(木)  【13:15~16:35】
場所愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 901会議室
 名古屋市中村区名駅4-4-38 TEL:052-571-6131
主催等 (公財)科学技術交流財団/あいち産業科学技術総合センター/愛知工研協会/(一社)日本繊維機械学会東海支部
内容 ○講演Ⅰ
13:25~14:45 「炭素繊維複合材料の現状と市場展開に向けた課題解決のあり方」
講師 (一社)日本繊維技術士センター理事長
    元東レ(株)/元サカイコンポジット(株)代表取締役
    井塚技術士事務所 所長 井塚 淑夫 氏
炭素繊維複合材料の需要と生産の現状、製品開発の動向、今後市場拡大に向けて取り組むべき課題とその解決のあり方について説明します。

○講演Ⅱ
15:05~16:25 「航空宇宙分野における炭素繊維複合材料の動向と愛知県「知の拠点あいち」重点研究プロジェクトCFRPグループの活動紹介」
講師 大同大学工学部 総合機械工学科 機械システム専攻
    教授/工学博士 平 博仁 氏
航空機における炭素繊維複合材料の使用状況、技術課題を解説するとともに、宇宙分野における取組の最新動向を紹介します。
さらに愛知県「知の拠点あいち」重点研究プロジェクトCFRPグループの活動内容を説明します。

16:25~16:35 「知の拠点あいち」の内容紹介

16:45~17:45 希望者のみ、15階 科学技術交流財団研究交流センターにて交流会

【その他】
 第2回の開催日程が、講師の都合により10月17日(木)から10月21日(月)に変更となりました。