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平成25年度 再生医療関連機器開発研究会

 再生医療は超高齢社会において、QOLを向上させ、健康寿命の延伸に資する医療として注目されています。国の産業競争力会議においても、成長戦略の柱の一つとして推進方策が検討されるなど、新しい医療としての期待とともに、今後の成長産業としても大きく期待が持たれています。しかしながら、再生医療の一層の実用化や普及の促進を図るためには、医師による医療技術の開発・高度化だけではなく、再生医療に関わる医療機器もしくは周辺の機器や装置の開発も重要とされています。愛知県には、国内唯一の再生医療製品を商用生産できる事業所が存立するとともに、自動車産業等で培われた高度なモノづくり技術を有する企業が多数集積しており、こうした企業の技術力を生かすことで、再生医療産業の創出が期待されています。そこで、本研究会は、再生医療の現状や課題とともに、医療現場で必要と考えられる再生医療の関連機器や装置、さらには、活用される工学技術などについて、情報提供を行い、幅広く知識・情報の共有を図ることを目的として開催いたしました。多くの皆様にご参加いただきまして、ありがとうございました。

第3回開催概要

日時
平成25年11月19日(火)  【13:15~16:40】
場所愛知県産業労働センター(ウインクあいち)10階 1001会議室
 名古屋市中村区名駅4-4-38 TEL:
主催等 主催 公益財団法人科学技術交流財団  協力 愛知県
内容 ○講演Ⅰ
13:20~14:20 「再生医療の産業化におけるボトルネック:品質管理~ニーズとシーズ~」
          講師 名古屋大学大学院創薬科学研究科 准教授 加藤 竜司 氏
 再生医療は新しく巨大な市場を生む可能性の高い分野であり、これを支える幹細胞研究、その発展先である創薬研究において、産業化への期待は大きい。しかしながら、細胞を扱う産業を支える生産加工技術は、現状多くの生産加工産業の基盤である品質管理の点において未解決な問題が山積しており、多くのテクノロジー開発が求められている。本講演では再生医療を工学技術的な観点で分析し、そのニーズとシーズについて紹介する。

○講演Ⅱ
14:30~15:30 「再生・細胞医療におけるメディネットの役割とこれまでの歩み」
          講師 株式会社メディネット TR推進部学術センター 田中 雅教 氏
 本邦における近年の再生・細胞医療を取り巻く規制環境は劇的に変化しつつあり、我々が独自のビジネスモデルとして1999年より展開し、そのノウハウを蓄積してきた「免疫細胞療法総合支援サービス」事業も大きな転換期を迎えている。これまでの我々の歩みを振り返ることで、これからの再生・細胞医療ビジネスにおいて産業側に求められる役割や責任についての議論の一助になり、その活性化につながることを期待したい。

○講演Ⅲ
15:40~16:40 「再生医療産業化への取り組みについて」
          講師 ニプロ株式会社 総合研究所 第一研究開発部 吉川 義洋 氏
 わが国のライフサイエンス分野研究が世界に誇る成果をあげる一方、その研究を支える培養器具や試薬などの基盤技術は、ほとんどを海外からの輸入に頼っている。当社は医療機器や医薬品の開発製造技術を生かし、再生医療の産業化に取り組んでいるが、これには様々な技術やノウハウが必要で、一社だけで実現できるものではない。当社の取り組みと我々が考える再生医療の産業化に必要とされる基盤技術について紹介する。

16:50~17:50 希望者のみ、15階 科学技術交流財団研究交流センターにて交流会 

第2回開催概要

日時
平成25年9月20日(金)  【13:15~16:35】
場所愛知県産業労働センター(ウインクあいち)11階 1103会議室
 名古屋市中村区名駅4-4-38 TEL:-
主催等 主催:公益財団法人科学技術交流財団  協力:愛知県
内容 ○講演Ⅰ
13:20~14:50 「再生医療分野における細胞工学」
講師 (独)国立成育医療研究センター 再生医療センター 
    センター長 梅澤 明弘 氏
 再生医療とは、機能障害や機能不全に陥った組織・臓器に対し、細胞を初めとした生物製剤や各種複合デバイスを積極的に利用して患者の回復を図る医療である。近年その進歩は著しく、特に細胞工学によって培われた要素医療技術が極めて重要な位置を占めるに至っている。世界における現状について紹介する。
 
○講演Ⅱ
15:05~16:35 再生医療製品等に関するPMDAの取組み
講師 (独)医薬品医療機器総合機構 再生医療製品等審査部
    部長 坂本 純 氏
 独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)では、昨年10月に生物系医薬品等の審査を担当する部を再編して再生医療製品等審査部を設置する等、再生医療製品等に関する取組みを強化しており、薬事戦略相談や昨年5月に設置された科学委員会(細胞組織加工製品専門部会)の活動等も含めて再生医療製品等に関するPMDAの取組みの概要を紹介する。


16:45~17:45 希望者のみ、15階 科学技術交流財団研究交流センターにて交流会

第1回開催概要

日時
平成25年7月29日(月)  【13:00~16:30】
場所愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 18階セミナー室
 名古屋市中村区名駅4-4-38 TEL:052-571-6131
主催等 主催:公益財団法人科学技術交流財団  協力:愛知県
内容 ○講演Ⅰ
13:10~14:40 「本研究会の趣旨及び再生医療ビジネスの現状・課題について」
講師 (公財)科学技術交流財団 知の拠点重点研究プロジェクト統括部 
    事業統括 山本 良平 氏
再生医療は超高齢社会を支える根幹技術の一つである。再生医療の現状や課題、医療現場等
で求められる機器、装置、技術につき広く知識・情報の共有を図り、新たな展開を模索する。

○講演Ⅱ
15:00~16:30 「再生医療製品の製造プロセスと必要とされる関連機器について」
講師 (株)ジャパン・ティッシュ・エンジニアリング
    自家培養軟骨ジャックプロジェクトマネージャー研究開発部
    部長 菅原 桂 氏
これまで自家培養表皮、自家培養軟骨を上市した経験から、今後、再生医療製品の製造で求められる装置・機器を概説する。最近、大企業が開発している自動培養装置のように大掛かりな装置でなくとも、再生医療の産業化に必要とされる機器が多いことを紹介したい。

16:45~17:45 希望者のみ、15階 科学技術交流財団研究交流センターにて交流会