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~モノづくりに新たなコンセプトを求められている技術者・開発者のための研究会~

平成26年度 新製品開発、新事業展開に向けて企画をデザインする研究会
~モノづくりに新たなコンセプトを求められている技術者・開発者のための研究会~

 昨今、新たなビジネスやサービスの立ち上げにデザインの発想を持ち込むことで、イノベーションを起こせるのではないかと注目されています。
 最近の新聞に目を向けると、①デザイン力世界に挑む‐トヨタ紡織とアイシン ②本社工場生産ノリタケ終了 ③デジモノがたり‐粉末で栄養まるごと(お茶プレッソ)の記事が掲載されていました。この記事の中に日本のモノづくりの現状と将来が集約されており、それぞれ、自社の既存技術・ノウハウを活用した新市場開拓、食器から工業部材への転換・海外生産・さらにその先へ、生活環境の変化に対応した発想の転換といった企業改革へのヒントが見いだせます。
 こうした点を踏まえ、本研究会では、小島プレス工業㈱に見られる自動車素材(「クモの糸」の開発)への異業種参入、ジャニス工業㈱における「飲み水を流すな」をキーワードとした節水便器の開発及び鹿島建設㈱でのリノベーションによる室内空間をより快適な空間とするデザイン化等の事例を参考に、企業が新たなモノづくりを企画するに当たって、視点を変えることで、新製品開発や新事業展開につなげていく手法を3回にわたり幅広く紹介しました。
多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。

第3回開催概要

日時
平成26年11月14日(金)  【14:00~16:50】
場所名城大学 名駅サテライト MSAT 多目的室
 名古屋市中村区名駅3-26-8 KDX名古屋駅前ビル13階 TEL:052-551-1666
主催等 (公財)科学技術交流財団/学校法人名城大学/愛知工研協会  後援 中部デザイン協会
内容 ○講演Ⅰ
14:05~15:20「産学協同デザインプロジェクト ー若いデザインセンスを企業で生かすー」
講師 名古屋芸術大学 デザイン学部 インダストリアルデザインコース 教授 和田 義行 氏 
デザイン研究所を窓口に、学部各専門コース研究室では、さまざまな産学協同プロジェクトが行われています。インダストリアルデザイン研究室では、「若いデザインセンスを求める」ものづくり企業と協同プロジェクトを実施する中で、新たな視点での商品提案から見えてくるものは何かについて研究しています。本講演では、「価値観のパラダイムシフト」が進む時代背景において、「これからの社会へ何を提案してゆくのか?」など、世界に向けた視点での商品開発について紹介します。

○講演Ⅱ
15:35~16:50「企業戦略におけるデザインの重要性について~ホテルリノベーション営業戦略の実際~」
講師 K2デザイン 代表 久野 喜義 氏
ホスピタリティ産業界の代表格たるホテルの企画・設計に携わってきた経験と実績を基に、
《デザイン》 《ブランド》 が企業戦略上いかに重要な「価値表現」であるか、またコーポレート・アイデンティティとして収益向上等にいかに関与するかをビジュアル中心に紹介します。
また、施設に新しい価値を与えるリノベーション(刷新、改革)に関し、実践的手法を講義します。

17:00~18:00 希望者のみ、併設のラウンジにて交流会 

第2回開催概要

日時
平成26年9月17日(水)  【14:00~16:50】
場所名城大学 名駅サテライト MSAT 多目的室
 名古屋市中村区名駅3-26-8 KDX名古屋駅前ビル13階 TEL:052-551-1666
主催等 (公財)科学技術交流財団/学校法人名城大学/愛知工研協会  後援:中部デザイン協会
内容 ○講演Ⅰ
14:05~15:20 「潜在的なシーズを顕在化するデザイン戦略」
講師 名古屋工業大学大学院 工学研究科 社会工学専攻 准教授 伊藤 孝紀 氏
 デザインの力とは、造形や装飾だけでなく、本質を導き出し、目に見えないサービスやおもてなしの精神までを体系的に戦略化することです。具体的には、企業が培ってきた技術力や組織力を客観的に分析することで、上層部だけでなく、社員が一丸となって一つの目標に向かえる物語をつくりあげることです。その上で、メディア発信とビジネスとしての波及効果を加味した商品開発こそ、本質的なデザイン戦略となります。事例とともに、方法論を展開します。

○講演Ⅱ
15:35~16:50 「部品メーカーが素材への挑戦―クモの糸の開発―」
講師 小島プレス工業株式会社 取締役 鈴木 隆領 氏
 小島プレス工業は昨年創立75周年を迎え、その根底を支えるのは『挑戦』の姿勢です。社名の通り、鉄部品に始まり、ニーズに合わせて樹脂や電子へと分野を広げてきました。
 自動車業界は現在、環境問題を背景としたHV・EV化や、世界に生産拠点を移すグローバル化など大きく変化しています。
 本講演では、そのような時代背景のもと、当社の新たな取組の一つである『クモの糸の開発』の特徴や可能性、現在の状況、今後の動向などを紹介します。

17:00~18:00 希望者のみ、併設のラウンジにて交流会 

第1回開催概要

日時
平成26年7月15日(火)  【14:00~16:50】
場所名城大学 名駅サテライトMSAT 多目的室
 名古屋市中村区名駅3-26-8 KDX名古屋駅前ビル13階 TEL:052-551-1666
主催等 (公財)科学技術交流財団/学校法人名城大学/愛知工研協会  後援:中部デザイン協会
内容 ○講演Ⅰ
14:05~15:20 「産学連携を活用して企業が持つノウハウを新規事業に繋げる方法」
         講師 名城大学理工学部建築学科 准教授  谷田 真 氏
 研究室では、建築デザインスキルを駆使して、ものづくりを主とした中小企業を相手に、複数のプロジェクトを進めている。その基本姿勢は、これまで企業が開発してきた製品や技術など有形無形の資源を掘り起こしながら、学生たちの柔軟な想像力で既成概念に捉われないアイデアを付加させていく手法である。本講演では、実践例を交えて、こうした新しいかたちや仕組みがデザインされるプロセスを解説するとともに、様々なものづくりの現場で応用できるような方法論を提供する。

○講演Ⅱ
15:35~16:50 「上下水道負荷の軽減を目的とした水洗トイレに替わる次世代トイレの開発」
         講師 ジャニス工業株式会社 商品開発部 次長 古林 和典 氏
 水洗トイレはこの10年で劇的な節水進歩を遂げ、水消費量を約1/3にまで削減した。次の課題は「飲み水で流すな」である。また、上水と同様に下水負担軽減の要求も高まる中、雨水利用や循環式といった、上・下水両方の負荷を軽減するシステムの運用も始まっている。しかし、快適性や運用コストで課題が多く、まだ途上段階にある。我々は、トイレの洗浄構造の改善を切り口にこの課題に挑み、検証段階ではあるが、災害対策への期待も含めて、快適性・運用コストの大幅改善の可能性を見出す開発の経緯を報告する。

17:00~18:00 希望者のみ、併設のラウンジにて交流会