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平成28年度 炭素繊維応用技術研究会

炭素繊維複合材料は、軽量・高強度といった炭素繊維が持つ基本物性の高さから注目され、各種産業分野での採用が進んでいます。特に、航空機や自動車をはじめ、スポーツ・レジャー用品、圧力容器、風力発電ブレードなどでは需要が増加しており、本格的な拡大期に突入したと言えます。 本研究会は、平成20年度より始まりましたが、参加された皆様方からの継続実施の要望が強く、今年度も3回にわたり開催することとしました。多数の皆様方のご参加をお待ちしております。

第3回開催概要

日時
平成28年12月2日(金)  【13:30~】
場所愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 902大会議室
 http://www.winc-aichi.jp/access/
 名古屋市中村区名駅4-4-38 TEL:052-571-6131
主催等 (公財)科学技術交流財団
内容 ◆講演Ⅰ
13:35~14:55 「次世代車体構造用炭素繊維強化熱可塑性複合材料の開発と課題」
          講師 名古屋大学 客員教授/一般社団法人強化プラスチック協会会長  邉 吾一 氏           
 CO2の発生を減少させて地球温暖化を抑制するために、自動車の軽量化技術が期待されている。 航空機構造で成功している炭素繊維強化熱硬化性樹脂(CFRP)でなく、自動車構造には熱可塑性樹脂を用いたCFRTPがふさわしく、その成形法の特徴と機械的特性について解説する。

◆講演Ⅱ
15:10~16:30 「CFRPの切削加工技術と最適工具の選定」
          講師 オーエスジー株式会社 デザインセンター開発グループ グループリーダー  辻村 桂司 氏
 航空機産業のみならず自動車産業での使用拡大が見込まれる炭素繊維強化複合材(CFRP)。難削材と呼ばれるそのCFRPに対し、材料特性、加工環境を検証した上で、穴あけ、トリミング用の最適切削工具を加工事例交えて紹介する。

16:40~17:30 希望者のみ、15階 研究交流センターにて交流会 

第2回開催概要

日時
平成28年10月19日(水)  【13:30~16:30】
場所愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 901大会議室
   名古屋市中村区名駅4-4-38 TEL:052-571-6131
主催等 (公財)科学技術交流財団
内容 ◆講演Ⅰ
13:35~14:55 「炭素繊維複合材料の技術展開 -航空機用途を中心に-」
            講師 東レ株式会社 複合材料研究所 主任研究員 坂田 宏明 氏     
 炭素繊維強化複合材料(CFRP)は、近年その性能や製造技術が著しく進歩し、スポーツ・自動車用途や航空機用途への展開が拡大している。最近の技術展開、中でも、炭素繊維の高い性能が必須とされる航空機用途向けの展開を中心に紹介する。

◆講演Ⅱ
15:10~16:30 「CFRP成形へのマイクロ波プロセスの適用化とその特徴」
            講師 国立研究開発法人産業技術総合研究所 構造材料研究部門無機
               複合プラスチックグループ 研究グループ長 堀田 裕司 氏
 CFRPにマイクロ波を照射することによって、CFRP中の炭素繊維が急速に加熱されるため、熱可塑性CFRPの場合は高速賦形、熱硬化性CFRPの場合は高速樹脂硬化が期待できる。ここでは、マイクロ波プロセスをCFRPの成形に適用するための因子、照射後のCFRPの特徴について述べ、マイクロ波プロセスの可能性について考える。

16:40~17:30 希望者のみ、15階 研究交流センターにて交流会 

第1回開催概要

日時
平成28年9月2日(金)  【13:30~16:30】
場所愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 1002会議室
   名古屋市中村区名駅4-4-38 TEL:052-571-6131
主催等 (公財)科学技術交流財団、あいち産業総合科学技術総合センター、協力:愛知工研協会
内容 ◆講演Ⅰ
13:35~14:55 「連続繊維強化熱可塑性樹脂複合材料の高速成形技術」
  講師 岐阜大学工学部 機械工学科次世代金型技術研究センター 教授 仲井 朝美 氏
連続繊維強化熱可塑性樹脂複合材料では、高サイクルでの成形が可能であり、 さらに二次加工性やリサイクル性を付与することができる。しかし、強化繊維束への樹脂の含浸が悪いことなどが問題となっている。ここでは、高速成形技術の概要とその課題について述べる。

◆講演Ⅱ
15:10~16:30 「自動車産業におけるCFRPの適用状況と今後の展望」
  講師 金沢工業大学大学院 工学研究科 教授(元 トヨタ自動車株式会社) 影山 裕史 氏
航空機やスポーツ用品でお馴染みのCFRPは日本創造の材料であり、自動車においてもBMW i3,トヨタMirai,プリウスPHVなどの量産の環境対応車両の部品で採用されるようになってきた。国内産業活性化のためにも、他の日本の資源や創造技術をリードした研究開発が期待される。

16:40~17:30 希望者のみ、15階 研究交流センターにて交流会