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平成28~29年度実施事業概要

金属イオン依存性リガンド結合分子を用いたインフルエンザウイルス濃縮デバイスの開発

統括研究代表者 中部大学 生命健康科学部 准教授 上村 和秀
研究参加者
  • 中部大学
  • (株)ニデック
研究開発の要約 インフルエンザウイルス感染症は毎年季節的に流行し社会経済的損失をもたらしているだけでなく、今後鳥インフルエンザウイルスが人に伝播して新たな世界的大流行を引き起こすことが危惧されている。インフルエンザの早期診断や流行監視のためには、簡便、迅速かつ高感度にウイルス粒子を検出する装置の開発が望まれる。中部大学では糖鎖修飾グラフェンを用いた小型高感度インフルエンザ検出器の開発に成功しつつあるが、この検出器をオンサイトで簡便に使うためにはウイルス濃縮デバイスの開発が必要である。そこで本研究では、カルシウムイオンに依存してインフルエンザウイルスと選択的に結合する生体防御タンパク質を応用して、インフルエンザウイルスを簡便、迅速、高効率かつ傷つけることなく濃縮するデバイスを開発する。このデバイスの開発によりうがい液や空気中粒子状物質捕捉液といった希薄試料からでもウイルス検出が可能となり、早期治療普及や流行監視網構築に貢献することが期待できる。

H型プローブ方式による安価で簡便な健診向け3次元超音波画像診断装置の開発

統括研究代表者 名古屋工業大学 大学院工学研究科 教授 本谷 秀堅
研究参加者
  • 名古屋工業大学
  • (株)ユネクス
研究開発の要約 頸動脈プラーク検査を代表に、動脈硬化検査では超音波画像診断装置で血管内のプラークの有無や狭窄あるいは血栓の状態が調べられている。現行は2次元画像による診断となり、検査や評価には熟練した手技がともない、プローブを当てる方向を工夫し、3次元的な画像を想定しながら診断が実施されている。検査部位上をプローブの1回の走査で3次元血管画像を得ることで、検査時間の短縮、診断の容易さが向上する。本開発ではH型に並べた1次元超音波アレイ群で作られるプローブを、患部上1回走査し3次元血管画像を描出する装置を試作する。直交するアレイ群の動きで得られる画像から、移動方向、移動量が計測出来る為、エンコーダ附きプローブ走査装置や、磁気センサーなどの外部位置検出装置が不要であり、操作が簡易であるとともに、安価に実現できる。頸動脈プラーク、深部静脈血栓、血管シャント、血管狭窄などの診断、治療に活用できる装置開発を目指す。