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平成29~30年度実施事業概要

フラックスゲート磁気センサを用いた車載電池セパレータ用金属異物検査装置の開発

統括研究代表者 豊橋技術科学大学 環境・生命工学系 教授 田中 三郎
研究参加者
  • 豊橋技術科学大学
  • アドバンスフードテック(株)
研究開発の要約 昨今、電気自動車やハイブリッド車用リチウムイオン電池の生産量増加に伴い、セパレータ内の金属異物検査需要が高まっているが高速(100-200m/分)対応が可能な検査装置が無い。共同研究者はこれまで磁気センサを用いた食品内微小金属検査装置の開発を行ってきており、大手食品メーカーに納入実績がある。そこでその技術を応用し、検査装置を試作したところ、良好な性能を得たが、磁気センサが複数個必要となる。幅1.8mの実生産ラインの検査装置に磁気センサを適用すると、160チャンネル×2セットが必要で、センサと電子回路基板のコストだけで1千万円以上となり、構造が複雑かつ高コストとなりセンサ数を減らす検討が必要となってきている。そこでセンサ間を高透磁率材料で接続することで、金属異物からの磁束を効率良く取り込む方式を検討し、センサ数を現状の1/2~1/4に減らして、低コストで高感度な検査装置を開発する。

中長鎖ペプチドの腸輸送を目指した多孔性無機材料の内表面設計

統括研究代表者 名古屋大学 予防早期医療創成センター 教授 本多 裕之
研究参加者
  • 名古屋大学
  • 富士シリシア化学(株)
研究開発の要約 健康長寿に資する機能性ペプチドは多くの食品会社で研究開発されている。可食性食品素材由来のタンパク質加水分解物から機能性ペプチドを特定した場合、経口投与では酵素分解により不活化する。一方、多孔性無機材料は、nmオーダーの微細構造を持ち比表面積が大きく、食品添加物や医薬品材料として認可も受けており、機能性ペプチドのキャリアとして利用価値が高い。本研究では機能性ペプチドを多孔性無機材料担体に吸着(キャッチ)させ、酵素反応から保護すると同時に腸内pH環境で脱離(リリース)するシステムの開発を目指す。我々は、ペプチドの物理化学的性質と吸脱着を詳細に調べ、多孔性無機材料の表面改質で、ある特定の物理化学的特性を持つペプチドが多孔性無機材料に対してキャッチ&リリース可能であることを初めて明らかにした(特許出願済)。本研究では、多孔性無機材料の内表面特性を仔細にデザインすることでシステムの汎用性拡大を図る。