HOME > 事業のご案内 > 共同研究・成果普及事業 > 共同研究推進事業 > 採択事業 > 令和元~2年度実施事業概要

令和元~2年度実施事業概要

セルロースナノファイバ−を添加した機能性砥石の開発

統括研究者 あいち産業科学技術総合センター 産業技術センター 主任研究員 森川 豊
共同研究機関
  • あいち産業科学技術総合センター
  • 髙藏工業(株)
研究開発の要約 当研究グループは、植物素材のセルロースナノファイバー(以下、CNF)の調製、およびCNFを砥石に添加し、機能性を付与する技術シーズを有している。これらシーズを活用した新規な砥石(以下、CNF砥石)は、既存品に対して研削比の向上と研削面粗さの低下が可能となるため、製紙(原料)、自動車、金型など多くの業界から期待が寄せられている。一方で、CNF砥石の構造や物性、研削時の力学的特性が加工に与える影響評価が不十分なため、品質・安全性等のユーザーニーズへの対応や事業化ができない。
上記の課題に対応するため、①各種試作砥石の物性(構造・弾性率・硬度変化等)評価、②砥石物性と研削性能(研削比、面粗度等)との関連評価、③砥石の安全性確保のための試験により、製品化に向けたCNFを添加した機能性砥石の開発を行う。

マルチマテリアル化を実現する接合技術の開発

統括研究者 名古屋大学 大学院工学研究科 教授 小橋 眞
共同研究機関
  • 名古屋大学
  • 輝創(株)
研究開発の要約 炭素繊維複合材料(CFRP)の登場に伴い、構造物の軽量化・高性能化を目的として、複数素材を適材適所に配置するマルチマテリアル構造化の重要性が強く認識されるようになった。マルチマテリアル構造において、重要な要素技術となるのが異材接合であり、特に金属/樹脂の接合技術の開発は急務である。これまで、高い樹脂/金属接合強度を得るために、金属表面に微細な凹凸構造を付与し、これをアンカーとする接合が試みられてきた。しかしながら、アンカー構造の最適化検討は、まだ不十分である。そこで、本研究では、金属基板表面のアンカー構造に着目し、複雑な構造から単純な構造因子を抽出して、これをパラメータとして接合強度との関連性を明らかにする。この研究を通じて、熱可塑CFRPとの接合に適したアンカー構造を検討し、強固なCFRP/金属接合体を開発することを狙いとする。