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平成21~22年度実施事業概要

抗原特異的細胞傷害性T細胞(CTL)の閉鎖調製キットの開発とその臨床応用

統括研究代表者 株式会社ティーセルテクノロジーズ 代表取締役 鈴木 進
研究参加者
  • (株)ティーセルテクノロジーズ
  • 名古屋大学
  • 愛知医科大学
研究開発の要約 抗原特異的CTLを用いた、がん、難治性ウイルス疾患に対する新たな治療法の確立に向け、CTL調製用キットの開発を行う。わが国における、がんによる死亡者数は年間30万人と死因のトップであり、さらにその死亡者数は年々増加傾向にある。従って、新たながん治療法の開発は、急務である。最近の、がん治療の方向のひとつとして免疫治療が上げられるが、なかでもCTLを用いた治療法の開発は期待が高い。しかしながら、CTLの調製は、操作性、経済性、安全性の問題から、研究の域を出ず、事業化は困難であった。
 (株)ティーセルテクノロジーズ 鈴木らは、これらの課題を解決すべく、非常に簡便な調製システムについて研究を行い、その開発に成功した。本事業においては、開発した調製技術、及び、愛知医科大学、愛知県がんセンターで同定された腫瘍抗原(MN/CA9)エピトープペプチド、ウイルス(CMV, EBV)抗原エピトープペプチドを用いて閉鎖系によるCTL調製キットの開発を行う。
 キット開発後は、名古屋大学、愛知医科大学においてキットを用いた臨床試験を行い、臨床的有用性について評価する。

バイオフィルムによるグリーストラップ浄化技術の実用化に向けた遊離脂肪酸分解除去システムの確立

統括研究代表者 名古屋工業大学 大学院工学研究科/界面微生物工学研究所准教授/所長 堀 克敏
研究参加者
  • 名古屋工業大学
  • (株)フジミックス
研究開発の要約 飲食店等の厨房排水に設置が義務付けられている油水分離装置「グリーストラップ」は、酷い悪臭や汚れ、それに伴う回収清掃コストが問題となっている。本研究では、高い油脂分解能力を持つ微生物で形成されるバイオフィルムを設計し、グリーストラップ内で分解除去する浄化装置を開発する。現在、二種の共生微生物による高い油脂分解効果を確認し、実用化試験を開始しているが、油脂分解により生じた遊離脂肪酸が固化するという問題に直面した。そこで速やかな遊離脂肪酸分解除去のために、新規微生物の検討や分解能力を助長するシステムの構築を図り、グリーストラップ浄化技術の実用化を目指す。