あいち健康長寿産業クラスター推進協議会



産業クラスターとは 産業クラスター計画の解説 東海地域における産業クラスター計画の紹介 知的クラスター創成事業の紹介

産業クラスター計画の解説



「産業クラスター」とは、地域の比較優位性のある産業を核とし、その核から派生する関連産業間の技術や人材、ノウハウなどの結びつきを強め、集積させ、そこから新たな産業を創出し、高い競争力を持つ産業群(クラスター)を育成していこうとするもので、ハーバード・ビジネススクールのマイケル・E・ポーター教授が、「国の競争優位」という著作の中で提唱したキーワードです。

わが国では、経済産業省が平成13年度から新しい産業政策の柱の1つとして「産業クラスター計画」を推進しており、当地域における「東海ものづくり創生プロジェクト」をはじめ、地域の特性や優位性を生かした未来志向の「産業クラスター計画」が全国各地で展開されています。

そこでは、イノベーション(技術革新)が重視され、様々なシーズやニーズを製品という形にして新しい市場を開拓するための産学行政の緊密な連携が求められています。この多様な主体間のインターフェイスなネットワーク=クラスター(葡萄の房)状の連鎖的な結びつきを構築していくことが、産業クラスター計画の第1ステージの基本課題です。

当地域で先行して推進されてきた「東海ものづくり創生プロジェクト」においても、平成13年度から17年度までの5年間を第1ステージとして位置づけ、多様なネットワークの形成が図られてきました。「健康長寿」分野は、他の産業分野以上に、異業種間や学際間の融合、ハード(ものづくりだけでなく基盤整備も必要)とソフト(サービス提供と共に現場のノウハウ活用が重要)との結合が求められるだけに、これまでの枠を超えたネットワークの構築が課題です。

愛知県が国内にとどまらず世界的にも有数の産業集積を擁することは、異論がありません。 健康・福祉関連の工業製品に限っても、約50%のシェアを占める電気温水・洗浄便座を筆頭に、全国第1位の生産額の品目が7つあります。しかし、医薬品関係をはじめ、相対的に集積の薄い品目もあり、平成17年度中に策定される「第2期愛知県科学技術基本計画」では、この分野の全国シェアを現在の5.2%から平成22年度には6.2%まで高める数値目標が設定される見通しです。

そうした集積を産業クラスターへと発展させていくためには、世界のトップを占めるに至った自動車に代表されるピラミッド型の効率的なモノづくりの強みが必ずしも優位に働くとは限らず、水平ネットワーク型のモノづくりの同時展開を含め、時代をリードする創造力・融合力が必要とされます。

< 産業集積から産業クラスターへの高度化 >
産業集積から産業クラスターへの高度化



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