共同研究促進事業(過去の共同研究事業)

平成11年度 研究テーマ

「混在している微量有機溶媒の高効率分離用新規高分子膜の開発」

1.研究リーダー

名古屋工業大学 教授 辻田 義治 氏

辻田 義治 氏

2.共同研究課題

従来、高分子分離膜は、水系や気体系を主に種々の分離プロセスとして使用されているが、まだまだ分離効率が低く不十分である。この高分子分離膜は、全て無定 形高分子膜を基本としているので自由体積あるいは凍結した自由体積(分子オーダーの穴)を分離に活用していることになり、無定形高分子中に存在する自由体積の 広い分布が低い分離性の原因に考えられる。 したがって、この問題を根本的に解決するために狭い分布の自由体積を構築する 高分子系として結晶性高分子に代表される秩序型(シンジオタクチック)高分子(結晶性高分子、メゾフェイズ高分子等)膜を設計し、任意の形状、大きさの微細な構造を有 する分子キャビティー含有の高分子膜を任意に制御し、芳香族溶媒を選択分離する基礎的技術を得た。

本研究開発プロジェクトでは、こうして蓄積してきた秩序型高分子膜の規則的な分子キャビティーによる有機溶媒の分離等の独創的基盤研究成果を活用して、種々 のサイズや形態の分子キャビティーの制御された高分子膜や分離材料を作製し、石油化学工業の石油精製プラントにおける石油留分からのベンゼンの大規模な分離を 始め、地球環境問題とも言える地下水からのトリハロメタンの小規模な分離などの高効率分離を目指す分離膜、分離材料等を開発する。 これらの機能材料と強固な研究共同体の基で、研究開発および事業家を通して、中部地域において新規産業の創造を最終目標にする。

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3.共同研究期間

平成11年度から平成13年度まで

4.共同研究機関

名古屋工業大学、(株)アイセロ化学

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