食品微生物研究会

15年度は食品産業界にとりまして、過去に経験したことのない事態に見舞われました。鳥インフルエンザの国内での発生と後手に回った対策や、牛肉をはじめとする豚肉、鶏肉、貝類などの偽装表示等の問題が明らかになり、消費者の食品の安全性に対する不安と食品表示に対する疑念が増大しました。その影響は加工食品を含めた食品業界全体に及び、食品の安全対策、信頼性の回復が強く求められ、現在に至っています。

そこで16年度は、最もクレームが多い食品微生物による食品の変敗や腐敗についてその特徴及び汚染経路と制御技術をテーマとして、年間を通じて3回の研究会を開催しました。

第3回

開催結果 年間を通じて発生する酵母についてその生育機構を明確にし、その防御対策をとることが必要です。その確立の緊急性が高まっている食品工場での酵母の制御、すなわち食品の安全性をチェックし、事故が発生したときに原因を明らかにすることができるシステムについて、愛知県産業技術研究所食品工業技術センターの保蔵技術室長の内藤茂三に、また、酵母の性質及び食品の変敗、さらに安全性を確保するための製造現場の重要課題である食品製造装置からの酵母の分離・同定について、近畿大学農学部の藤田藤樹夫先生に講演していただきました。
日時 平成17年1月14日(金)
場所 愛知県産業技術研究所食品工業技術センター 大研修室
名古屋市西区新福寺町2-1-1 電話:(052)521-9316
内容
  • 主催者挨拶(13:15-13:30)
    愛知県産業技術研究所食品工業技術センター センター長 村瀬 誠
  • 講演1(13:30-15:00)
    「食品の酵母による変敗と製造環境における制御」
    愛知県産業技術研究所食品工業技術センター 保蔵技術室長 内藤 茂三 氏
  • 講演2(15:15-16:45)
    「食品の酵母による変敗と最近の同定法」
    近畿大学農学部農芸化学科 教授 藤田 藤樹夫 氏

第2回

開催結果  年間を通じて発生するカビについてその生育機構を明確にし、その防御対策をとることが必要です。その確立の緊急性が高まっている食品工場でのカビの制御、すなわち食品の安全性をチェックし、事故が発生したときに原因を明らかにすることができるシステムについて、衛生・微生物研究センター所長の李憲俊先生に、また、カビの性質及び食品の変敗、さらに安全性を確保するための製造現場の重要課題である食品製造装置からのカビの分離・同定について、国立医薬品食品研究所衛生微生物部長の高鳥浩介先生に講演していただきました。
日時 平成16年10月8日(金)
場所 愛知県産業技術研究所食品工業技術センター 大研修室
名古屋市西区新福寺町2-1-1 電話:(052)521-9316
内容
  • 主催者挨拶(13:15-13:30)
    愛知県産業技術研究所食品工業技術センター センター長 村瀬 誠
  • 講演1(13:30-15:00)
    「食品の製造環境におけるカビの制御」
    講師 衛生微生物研究センター 所長 李 憲俊 氏
  • 講演2(15:15-16:45)
    「食品のカビによる変敗と検査マニュアル」
    国立医薬品食品研究所 衛生微生物部長 高鳥 浩介 氏

第1回

開催結果 その確立の緊急性が高まっている食中毒に関する微生物の制御、すなわち食品の安全性をチェックし、事故が発生したときに原因を明らかにすることができ、かつ消費者の心の中に安心を形作ることができるシステムについて、大阪市立大学医学部の山吉孝雄先生に、また、安全性を確保するための製造現場の重要課題である食品製造装置の伝統的なものを初めとする種々の殺菌技術について、大阪大学名誉教授の芝崎 勲先生に講演していただきました。
日時 平成16年7月14日(水)
場所 愛知県産業技術研究所食品工業技術センター 大研修室
名古屋市西区新福寺町2-1-1 電話:(052)521-9316
内容
  • 主催者挨拶(13:15-13:30)
    愛知県産業技術研究所食品工業技術センター センター長 村瀬 誠
  • 講演1(13:30-15:00)
    「食中毒微生物の性質と制御の基本 - 食中毒を防ぐ10ケ条 -」
    講師 大阪市立大学医学部臨床検査医学教室 山吉 孝雄 氏
  • 講演2(15:15-16:45)
    「食品及び食品製造装置の殺菌技術 - 伝統的殺菌技術は最新の殺菌技術 -」
    講師 大阪大学名誉教授 芝崎 勲 氏