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平成21年度 カーボンナノチューブ応用研究会

地球環境・エネルギー問題、急速な人口減少・少子高齢化に関連した社会的要請として、自動車では超軽量車体、燃料電池、介護の分野では介護ロボット、航空機ではその構成部材として軽量で高性能な材料が必要とされています。
カーボンナノチューブは、その要請に適しており、その研究開発は世界中で行われていますが、これを実用化していくためには高品位なカーボンナノチューブを量産化する技術など応用技術が強く求められております。

本研究会ではカーボンナノチューブについて第一線で活躍する研究者の方々を講師として招き、カーボンナノチューブの現状、応用、将来について理解し、実践に寄与することを目的とします。
計3回の研究会を実施しましたところ、多くの皆様のご参加有り難うございました。
各概要については、 [第1回]、[第2回]、[第3回]の開催結果をご参照下さい。

第3回開催結果

実施日 平成22年2月23日(火)  ※詳細:開催パンフ(ここをクリック-pdfファイル)
場所 名城大学 タワー75 レセプションホール(→所在地等)
主催等 主催:財団法人科学技術交流財団 共催:名城大学
内容
  • 講演I  【14:00 ~ 14:50】
    「ナノが拓くダイヤモンドテクノロジー」
    講師   名城大学 理工学部材料機能工学科  助教 小澤 理樹 氏 
    ダイヤモンドをナノスケールまで小さくすると分散剤の助けなしに溶媒中に分散し、安定なコロイドを形成します。そこから生み出されるダイヤモンドの新しい可能性について、分散状態を制御するための一次粒子表面修飾法を含めて紹介します。
  • 講演II  【15:00 ~ 15:50】 
    「カーボンナノチューブの高速成長とその長繊維化」
    講師   静岡大学 工学部電気電子工学科 准教授 井上 翼 氏 
    我々が開発した垂直配向カーボンナノチューブ・アレイは、その一端から連続的にカーボンナノチューブ・ウェブを紡績できる特徴があります。カーボンナノチューブ・ファイバーの紡績・撚糸といった長繊維化技術ついて紹介します。
  • 講演III  【16:00 ~ 16:50】 
    「カーボンナノチューブのバイオ応用のその後」
    講師  北海道大学 大学院歯学研究科 口腔健康科学講座 生体理工学教室 助教 赤坂 司 氏
    カーボンナノチューブのバイオ応用は、一部を除き不明瞭である。我々はカーボンナノチューブをアパタイトの析出、細菌の捕捉・殺菌、細胞培養担体としてのバイオ応用を検討している。本講演では、前研究会からのその後の発展について紹介させていただきます。
  • 交流会(名刺交換会)(17:00-18:00)
    (株)名城ナノカーボンの橋本社長から、「nano tech 2010」についての話題提供もございました。

第2回開催結果

実施日 平成21年12月8日(火) ※詳細:開催パンフ(ここをクリック-pdfファイル)
場所 名城大学 タワー75 レセプションホール
内容
  • 講演I  【14:00 ~ 15:25】
    「カーボンナノチューブの作製技術と構造制御」
    講師 名城大学 理工学部材料機能工学科   准教授 丸山 隆浩 氏 
    カーボンナノチューブは、高電流密度・高移動度を有することから、電子デバイスへの応用が期待されています。本講演では、ナノチューブの素子応用への鍵となる作製技術の現状について、特に、ナノチューブの構造制御や低温成長に関して、講演者の研究結果も交えて現状と課題をご講演いただきました。
  • 講演II  【15:35 ~ 17:00】 
    「カーボンナノチューブを用いた眼鏡用プラスチックレンズへの帯電防止性付与」
    講師 東海光学株式会社 開発本部    深川 剛 氏 
    近年、眼鏡用プラスチックレンズには高度な性能が要求され、様々な表面処理が施されてきました。現在でも高機能化は追及されており、様々なものが提案されています。その一つとして帯電防止機能があり、カーボンナノチューブを用いて機能性を付与した事例を紹介していただきました。
  • 交流会(名刺交換会)【17:00-18:00】

第1回開催結果

実施日日時 平成21年7月15日(水) 
場所 名城大学 タワー75 レセプションホール
内容
  • 開会挨拶(14:00-14:05)
    名城大学 理工学部長 教授 安藤 義則 氏
  • 講演1(14:05-15:25)
    「粉体物性評価の工業化研究としての役割」
    講師 株式会社ナノシーズ代表取締役社長 島田 泰拓 氏
    (独立行政法人産業技術総合研究所 技術移転ベンチャー企業)
    近年、様々な工業製品が粉体・粉粒体原料から製造されています。その現状から粉体の物性評価について重要性が増しています。固体と液体の両方の特性を兼ね備える粉体について、様々な評価を行うことで材料の新たな機能性を探る分析方法や実例を紹介していただきました。
  • 講演2(15:35-17:00)
    「ナノカーボンによる熱可塑性樹脂の高機能化(機械的・熱的特性について)」
    講師  名城大学 理工学部材料機能工学科 助教 榎本 和城 氏
    カーボンナノチューブに代表されるナノカーボンは、高機能複合材料の強化フィラーとして期待されています。そこで、カーボンナノファイバー(CNF)を熱可塑性樹脂に添加して射出成形した複合材料に関して、その機械的・熱的特性についてご紹介され、また、それに関連してCNF単体の力学的特性についてもご講演いただきました。
  • 交流会(名刺交換会)(17:00-18:00)