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平成18年度 先端技術講演会

一覧(詳しくは、各講演会名をクリックして下さい)
No 開催日 講演会名 会場
6 H18.12.11. デジタル・フォトグラメトリの原理と工業計測への応用 愛知県技術開発交流センター
5 H18.12.4. 欧州化学物質規制への対応と特定化学物質の分析技術 同上
4 H18.11.9. 食品機能講演会 愛知県産技研食品工業技術センター
3 H18.11.2. 先端解析技術による窯業製品の品質向上及び欠点防止 愛知県産技研 常滑窯業技術センター
2 H18.10.13. バイオセラミックスの開発と動向 名古屋銀行協会
1 H18.9.14. 最新レーザ利用生産システム 愛知県産業技術研究所

デジタル・フォトグラメトリの原理と工業計測への応用

3次元物体を複数の観測点から撮影した画像を用いて形状や寸法を求める写真測量法(フォトグラメトリ)は、衛星画像や空中写真画像から地図を作成するための航空写真測量法や、土木建築構造物、船舶など大型工業製品の3次元形状計測法として発達してきました。近年のディジタルカメラとパソコンの進歩によって、写真測量法をデジタル的に実現することが可能となり、応用分野が急激に広がっています。デジタル・フォトグラメトリを使えば、3次元測定機に載らない大型製品の計測や工場設備の計測など従来難しかった分野の工業計測が可能となります。そこで、長年この分野でご活躍の講師をお迎えして、デジタル・フォトグラメトリの原理と特徴についてご講演していただき、あわせて、写真計測法を応用した最新計測機器の紹介も行いました。

主催 財団法人科学技術交流財団・愛知県産業技術研究所
日時 平成18年12月11日(月) 13:30~16:30
会場 愛知県開発交流センター (刈谷市一ツ木町西新割(愛知県産業技術研究所内)) (→所在地等)
講演
  • 講演1(13:30-15:20)
    「デジタル写真計測法とは」
    講師 福山大学 工学部 情報処理工学科 教授 服部 進 氏
  • 講演2(15:30-16:30)
    「写真計測装置と非接触デジタイザを組み合わせた3次元形状測定システム」
    講師丸紅ソリューション株式会社 デジタルエンジニアリング事業部 計測システム部 遠藤 直己 氏

欧州化学物質規制への対応と特定化学物質の分析技術

欧州連合(EU)では、ELV指令(廃自動車指令)及びRoHS指令(電気・電子機器に含まれる特定化学物質使用制限指令)が既に施行されています。これらの指令に基づき、特定の化学物質を含む製品(鉛、水銀、カドミウム、六価クロムが含まれた(廃)自動車やその部品・材料、また、これら4物質に加えて、ポリ臭化ビフェニール、ポリ臭化ジフェニルエーテルの2物質が含まれた電気・電子機器)をEU加盟国内に上市することができなくなっています。わが国においても、これらの製品をEUへ輸出しようとする企業ではその対応が必要となっています。
そこで、RoHS/ELV指令への対応に関する最新の動向についての概説と上記6種類の特定化学物質に関する分析技術の実際について具体例を挙げながらわかりやすく解説していただきました。

主催 財団法人科学技術交流財団・愛知県産業技術研究所
日時 平成18年12月4日(月) 13:30~16:30
会場 愛知県開発交流センター (刈谷市一ツ木町西新割(愛知県産業技術研究所内))(→所在地等)
講演
  • 講演1(13:30-14:00)
    「RoHS/ELV指令への対応に関する最新動向」
    講師 株式会社島津製作所 X線/表面BU統括マネージャー部長 宮崎 恭一 氏
  • 講演2(14:00-16:30)
    「特定化学物質の分析技術」
    (1)蛍光X線によるスクリーニングについて
    (2)AA/ICPによる鉛、水銀、カドミウムの分析
    (3)分光光度計による六価クロム分析およびFT-IRによる臭素系難燃剤の測定
    講師 株式会社島津製作所 X線/表面BUプロダクトマネージャー部長 山下 昇 氏

食品機能講演会

食品には栄養機能(1次機能)と感覚機能(2次機能)以外に生体調節機能(3次機能)があることが明らかになり、多くの研究が行われてきました。その結果、健康の維持と疾病(特に生活習慣病)のリスク低減に、食品と摂取方法を含めた食生活が大きく影響することが分かりました。現在、機能性食品は「生体の機能を調整することにより病気のリスクを軽減するもの」と明確に定義されるようになり、厚生労働省で認められた機能性食品として、「特定保健用食品」と「栄養機能食品」からなる「保健機能食品」があります。
そこで、食品機能研究の分野でご活躍の講師の方々に1)科学的根拠に基づいた機能性成分、2)機能性食品の開発戦略について解説していただきました。

主催 財団法人科学技術交流財団・愛知県産業技術研究所食品工業技術センター
日時 平成18年11月9日(木) 13:20~16:45
会場 愛知県産業技術研究所食品工業技術センター (名古屋市西区新福寺町2-1-1)(→所在地等)
講演
  • 講演1(13:30-15:00)
    「野菜の生体調節機能と機能性成分」
    講師 独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
    野菜茶業研究所 野菜機能性グループ長 東 敬子 氏
  • 講演2(15:15-16:45)
    「プロバイオティクス乳酸菌LG21の開発とその機能」
    講師 明治乳業株式会社 食機能科学研究所  機能評価研究部 田村 明 氏

先端解析技術による窯業製品の品質向上及び欠点防止

粘土瓦や陶磁器タイルなど窯業製品の品質向上や欠点防止を図るため、新しい解析手法による評価技術について紹介しました。
いぶし瓦表面の炭素構造や配列、光沢発現の原因、経年による炭素の構造変化などを電子を光速近くまで加速した時に発生する放射光を用いて解析し、いぶし瓦の魅力を科学的に解明。また、建材用床タイルの焼結割れや洗面用品等大型鋳込成形品の乾燥割れについて、有限要素シミュレーションや粘土粒子の配向性により解明したもので、窯業製品の切れで苦慮されている企業に役立つものと考え、それぞれの分野でご活躍の両講師に最新の話題を紹介していただきました。

主催 (財)科学技術交流財団・愛知県産業技術研究所常滑窯業技術センター
日時 平成18年11月2日(木) 13:30~16:00
会場 愛知県産業技術研究所 常滑窯業技術センター(常滑市大曽町4-50)
講演
  • 講演1(13:30-14:45)
    「放射光によるいぶし瓦表面炭素膜の観察」
    講師 兵庫県立大学 産学連携センター 研究企画コーディネーター 元山 宗之 氏
  • 講演2(14:45-16:00)
    「有限要素シミュレーションによる窯業製品の焼結及び乾燥割れの防止」
    講師 株式会社INAX品質保証統括部 品質技術研究所
    解析技術推進室 解析・実験グループ 梅田 学 氏

バイオセラミックスの開発と動向

ファインセラミックスが注目を浴びて久しく、いままた生体の一部を担う新しい材料としてバイオセラミックスの登場があります。バイオセラミックスは金属や高分子に比べ、生体内で安定であり、生体組織との親和性がよく、腐食や拒絶反応がほとんど認められない利点があります。今後ますます加速する高齢化社会を迎える我が国において、さらに社会的需要が高まる材料分野と予測されております。
 そこで、生体組織に対して積極的に反応するセラミックスについて、その種類、現状を長年この分野でご活躍の両講師をお迎えして、最新の課題や展望ついてご講演していただきました。

主催 (財)科学技術交流財団・愛知県産業技術研究所瀬戸窯業技術センター
日時 平成18年10月13日(金) 13:30~16:30
会場 社団法人名古屋銀行協会 (名古屋市中区丸の内2-4-2)
講演
  • 講演1(13:30-15:00)
    「医学生体用セラミックスの開発と動向」
    講師 名古屋工業大学 客員教授 日本特殊陶業株式会社 総合研究所部長 近藤 和夫 氏
  • 講演2(15:00-16:30)
    「医用セラミックスの最先端プロセッシング」
    講師 名古屋大学大学院工学研究科 教授大槻 主税 氏

最新レーザ利用生産システム

高出力半導体レーザの発達から始まった最新レーザを用いたレーザ利用生産システムはここ2,3年で現実化してきました。
そこで、1990年代から急速に開発された高出力半導体レーザ等を主体に発展してきた「最新レーザ」を利用した「最新レーザ利用生産システム(略称ALIMS)」を取り上げ、最近の技術動向と利用状況などについてご講演していただきました。

主催 (財)科学技術交流財団・愛知県産業技術研究所
共催 愛知工研協会・(社)日本溶接協会愛知県支部
日時 平成18年9月14日(木) 13:30~15:45
会場 愛知県産業技術研究所  (刈谷市一ツ木町西新割)
講演
  • 講演(13:30-15:45)
    「最新レーザ利用生産システム」
    講師 名古屋大学大学院 工学研究科 マテリアル理工学専攻 教授 沓名 宗春 氏