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平成23年度 先端技術講演会

 

一覧 (詳しくは、各講演会名をクリックして下さい)
No 開催日 講 演 会 名 会場
1 H23.10.24. 植物による環境浄化方法 名古屋銀行協会
2 H23.11.1. 生き物に学ぶバイオエレクトロニクス 名古屋銀行協会
3 H23.11.8. 熱を電気に変える酸化物セラミックス 名古屋銀行協会
4 H23.11.16. プラスチック業界における先端分析機器の活用 愛知県技術開発交流センター
5 H23.12.8. 最新スマートハウスの概要とセラミックス利用の可能性 愛知県産業技術研究所 常滑窯業技術センター
6 H24.1.27. 今、求められる食品の機能性 愛知県産業技術研究所 食品工業技術センター

1-植物による環境浄化方法

環境に対する関心が高まる中、土壌汚染についてもその浄化技術の研究開発が行われております。日本国内でも、火山や鉱山等に由来する広範囲に汚染された地域があり、そのような土壌を浄化する有効な方法の一つとして、広範囲・持続的な汚染に対応可能な植物による浄化方法が考えられます。 多数の方々のご参加、有り難うございました。

主催/共催 (公財)科学技術交流財団・愛知県産業技術研究所瀬戸窯業センター/愛知工研協会
実施日 平成23年10月24日(月)
会場 名古屋銀行協会 403号室
名古屋市中区丸の内2-4-2 TEL:052-231-8311
講演
  • 講演I 【13:35 ~ 14:50】
    「植物を用いた鉛汚染土壌の浄化」
    講師 中部電力(株) 技術開発本部 電力技術研究所
    CO2削減技術プロジェクト 主任 田村 英生 氏 
    土壌汚染の現状と植物を用いた環境浄化技術の概要について紹介するとともに、中部電力による緑化ソバを用いた鉛汚染土壌浄化の技術開発について紹介。また、遺伝子操作による植物の土壌浄化能力の改善について解説。
  • 講演II 【15:05 ~ 16:20】 
     「植物を用いた環境浄化」
    講師 名古屋大学大学院生命農学研究科 生物圏資源学専攻
     森林環境資源学研究分野 教授 竹中 千里  氏
     植物を用いた環境浄化(ファイトレメディエーション)が、注目を集めています。本講演では、草本のハクサンハタザオや木本であるタカノツメがCdやZnを植物体に高濃度に集積するメカニズムや有効性を示すとともに、緊急課題である放射性セシウムの除去への利用可能性についても解説。

2-生き物に学ぶバイオエレクトロニクス

東日本大震災や原発事故から電力への関心が高まっています。一方、自然界の一部である生き物には、電気ウナギのように自ら強力に発電するものもあれば、人間の神経のように、微弱な電気信号によって情報を伝えるものもあります。このような生き物の電気の仕組みは、人工心臓やカプセル型内視鏡など、体内で作動する装置への電力供給源となりうる可能性を秘めています。また、脳・神経への電気的刺激も医療現場で実際に利用されています。
そこで、生き物の電気的システムを学ぶ中から、新たな材料・部材の開発や医療機器へのヒントを得ることを目的に、下記の通り「生き物に学ぶバイオエレクトロニクス」と題する先端技術講演会を開催します。この分野でご活躍の講師に、具体的な事例を通して、バイオエレクトロニクスの現状について分かりやすく解説。多数の方々のご参加、有り難うございました。

主催 (公財)科学技術交流財団
実施日 平成23年11月1日(火)
会場

名古屋銀行協会 2階201号室
名古屋市中区丸の内2-4-2 TEL:052-231-7851(代表)

講演
  • 講演I 【13:30 ~ 15:05】
    「呼吸システムを活かすバイオ燃料電池」
    講師 ソニー(株) コアデバイス開発本部 環境エネルギー事業開発部門
    環境技術部 バイオ電池開発グループ プロジェクトリーダー 酒井秀樹 氏
    バイオ燃料電池は、生物の呼吸システムを模倣し、酵素触媒を用いて、ぶどう糖等の炭水化物の酸化反応と酸素の還元反応とをカップリングさせることで、直接電気エネルギーを取り出す発電機です。昨今の世界的な環境・エネルギー問題の中で、注目される技術・デバイスの一つです。本講演では、現状の紹介と将来の可能性について議論します。
  • 講演II 【15:15 ~ 16:45】 
     「脳・神経システムを活かすバイオエレクトロニクス技術」
    講師 東京工業大学大学院 情報理工学研究科
    情報環境学専攻 准教授 八木 透 氏
    脳や神経のレベルでヒトと機械をつなげる技術「神経インタフェース」について講演します。頭で考えただけで機械を動かすブレインコンピュータインタフェース、視線でコンピュータに入力できる重度肢体不自由者のための意思伝達装置、失明者の視覚を再建する人工視覚、などが主なテーマで、これらの応用研究を通じて、ヒトの脳や神経の機能の理解と解明を目指しています。

3-熱を電気に変える酸化物セラミックス

福島第一原発事故を受け、代替エネルギーの利用促進、エネルギーの有効活用が社会に強く求められています。熱電材料は、固体の熱電効果を用いて熱と電力を相互変換する機能性材料で、高い熱起電力(温度差に比例する電圧)、低い電気抵抗率、低い熱伝導率で特徴づけられます。熱電変換は電子による熱から電気への直接変換であり、代替エネルギーの一つとして注目されています。熱電材料を利用した熱電発電は、製品寿命が長く、安定動作することから、わが国では自動車の排気ガス廃熱からの発電を目指した研究開発など、さまざまな分野での利用が検討されています。
本講演では、酸化物熱電変換の物理と物質設計を取り上げ、材料開発の基礎、要点について解説するとともに、高効率酸化物熱電素子開発の現状と課題、展望について紹介。多数の方々のご参加、有り難うございました。

主催/共催 (公財)科学技術交流財団・愛知県産業技術研究所/愛知工研協会
実施日 平成23年11月8日(火)
会場

名古屋銀行協会 403号室
名古屋市中区丸の内2-4-2 TEL 052-231-7851

講演

4-プラスチック業界における先端分析機器の活用

自動車、家電、OA製品から日用品まで至るところにプラスチックは使用されていますが、より性能に優れた樹脂製品を開発するため、また不良品が出た場合の原因を追及するためには、的確な手法での分析が必要です。
 次世代ものづくり技術の創造・発信の拠点として、今年度末に「知の拠点」が供用開始となります。「知の拠点」に整備される先導的中核施設では、種々の高度な汎用分析機器を活用し、中堅・中小企業における製品化・事業化に向けた技術支援を行います。本施設では、プラスチック、油など有機系材料の分析にも存分に威力を発揮できる機器が多数導入されます。
本講演会では、有機系材料の最先端分析に携わる研究者に、質量分析装置、表面分析関連機器、電子顕微鏡など本施設にも導入される機器の概略の基本的解説からこれら機器の樹脂製品開発における活用事例まで講演させていただきました。
  多くの皆様のご参加を有り難うございました。

主催 (公財)科学技術交流財団、愛知県産業技術研究所
共催  愛知工研協会、(社)中部日本プラスチック製品工業協会、愛知県プラスチック成形工業組合
日時 平成23年11月16日(水)13:30~16:20
会場

愛知県技術開発交流センター 交流会議室
刈谷市恩田町1丁目157-1(愛知県産業技術研究所内) TEL 0566-24-1841

講演
  • 講演I 【13:35 ~ 14:50】
    「自動車用高分子材料の信頼性評価 -各種分析・解析技術の応用-
    講師 株式会社豊田中央研究所 
    主席研究員 福森 健三 氏 
  • 講演II 【15:00 ~ 16:15】 
    「最新分析機器を用いた有機系工業材料へのアプローチ 」
    講師 日本電子株式会社
    主幹研究員 田村 淳 氏 

5-最新スマートハウスの概要とセラミックス利用の可能性

「スマートハウス」という言葉を耳にする機会が多くなりました。エコで快適な暮らしを指向した、従来にはない多くの機能をもつ次世代型高機能住宅に消費者の関心が高まっています。一方で、このような住宅にふさわしい、遮熱や調湿などの比較的安価で高い機能性を発揮するセラミック建材も注目されています。
そこで、本講演では最新スマートハウスの概要と、これに向けてのセラミック建材が利用される可能性について取り上げます。スマートハウスとは何か、従来の住宅との違いや今後の展望について、また、スマートハウスに活かせそうな、高機能セラミックスについても講演させていただきます。皆様の新製品開発の一助となればと考えました。多くの皆様にご参加いただき、有り難うございました。

主催 (公財)科学技術交流財団・愛知県産業技術研究所常滑窯業技術センター
日時 平成23年12月 8日(木) 13:30~16:45
※詳しくは、開催パンフ(ここをクリックして下さい。)をご参照下さい。
会場 愛知県産業技術研究所 常滑窯業技術センター 講堂 (常滑市大曽町4-50 TEL:(0569)35-5151)
講演
  • 講演I 【13:35 ~ 15:05】
    「スマートハウス~ミサワホームの現在、3.11以降」
    講師 ミサワホーム株式会社 商品開発本部 商品開発部
    企画・デザイン課長 石塚 禎幸 氏
    (内容)ミサワホームでは、昨年11月に、2030年を目指したライフサイクルCO2マイナス住宅「エコフラッグシップモデル」を発表しました。 また、3.11東日本大震災により、住まいのあり方そのものを見直すことが求められています。スマートハウスが注目される背景とその取り組み事例についてご紹介。
  • 講演II 【15:15 ~ 16:45】 
    「次世代型高機能住宅を指向した高機能セラミックス建材の開発」
    講師 株式会社LIXIL 住設・建材カンパニー 
    水まわり総合技術研究所 IBA推進室長 井須 紀文 氏
    (内容)冷暖房によるエネルギー消費は、日本の総エネルギー消費の約8%を占めており、断熱性能の向上が省エネには重要な課題であります。 NEDOプロジェクトで研究開発を進めている、ナノ構造制御セラミックスを用いた高性能断熱材料について紹介。また、東京大学と共同で実証実験を開始したCOMMAハウスについても紹介。

6-今、求められる食品の機能性

食品の機能として、一般に(1)栄養素(一次機能)、(2)嗜好性(二次機能)、(3)生体調節機能(三次機能)、の3つが挙げられます。飽食の時代といわれる現代社会においては、高齢化の進展にともない健康に対する意識が高まり、栄養やおいしさもさることながら、消化器系、循環器系、内分泌系、免疫系、神経系などの生理系統を調節して、健康の維持や病気の予防をするといった効果が食品に求められるようになってきました。そのため、こうした食品の機能性に関する研究が現在、多方面において精力的に進められています。
そこで、本講演会では、有害な物質の体内への影響を低減できる可能性のある食品や食品成分及び野菜に含まれる抗酸化成分などの機能性成分をテーマとして、2名の講師の方に分かり易く解説していただきました。多くの方々のご参加を有り難うございました。

主催 (公財)科学技術交流財団・愛知県産業技術研究所食品工業技術センター
日時 平成24年1月27日(木) 13:20~16:45
※詳しくは、開催パンフ(ここをクリックして下さい。)をご参照下さい。
会場 愛知県産業技術研究所 食品工業技術センター 大研修室
名古屋市西区新福寺町2-1-1  TEL (052)521-9316
講演
  • 主催者挨拶 【13:20 ~ 13:30】
  • 講演Ⅰ 【13:30 ~ 15:00】
    「除染食品とは何か? -今後食生活への応用が期待される食品成分による被曝制御-」
    講師 玉川大学 農学部 生命化学科 食品機能化学領域准教授 八並 一寿 氏
    除染食品を、①除染処理食品、②除染機能食品、③除染強化食品及び④除染補助食品の4つの食品群として定義した。これらの定義と主な作用機序を概説し、今後、食生活への応用が期待される食品成分による被曝制御の可能性を解説。 
  • 講演Ⅱ  【15:15 ~ 16:45】
    「毎日野菜を食べて、元気な人生を!」
    講師 カゴメ総合研究所 自然健康研究部主席研究員 稲熊 隆博 氏
    野菜にはビタミン、ミネラルや食物繊維が含まれ、健康維持向上に欠かせない。最近、野菜の色が活性酸素を消去し、疾病予防や老化遅延などの働きがあることがわかってきた。高齢社会や放射線問題などの社会変動に対しても野菜摂取は重要であることを解説。