今年度の実施課題

平成29年度の採択課題と概要は以下のとおりです。
 

止血クリップ等の手術器具に用いる形状記憶合金材料試作と特性試験研究

実施企業:佐久間特殊鋼株式会社(西尾市)

  「内視鏡手術器具は棒状に細く、湾曲のないものに限られる」という常識を打破る為、体温と室温の差でまったく違った性質を示す、形状記憶合金材質を用いた器具を開発することを最終目標としている。
 そのうち、本研究開発では、素材規格の範囲で成分調整し、燃焼合成法(日米特許取得済)で作ったインゴットを用いて遠心精密鋳造で製作する。
 止血クリップ等の手術器具として使用できるように、試験材料が温度特性と超弾性特性を持つように調整して製造する。

 

炭素繊維複合材料(CFRP)を用いた鍛造型の製作

実施企業:有限会社CAST(豊明市)

 高弾性炭素繊維を用いたフィラメントワインディングにより厚肉CFRP円筒構造と高合金工具鋼からなる鍛造型を嵌合することにより、従来からの一般工法である大型材料から切削により製作される冷間鍛造型を、剛性を維持しつつ軽量で可搬性や材料入手性にも優れたものへの代替を目的とした技術開発を行う。
 開発品を用いて冷間鍛造試験を実施し成形品品質を調べるとともに、型の鋼製部位やCFRP円筒部位の破損の有無や耐久性の評価を実施し、鍛造型として適切な鋼製部位とCFRP円筒のサイズやバランス、またCFRP円筒の剛性等の特性を評価する。