平成17年度「育成試験」

成果の概要

課題名:「不焼成によるヒートアイランド化防止対策用保水不燃建材の開発」

委託先企業:株式会社神清

ヒートアイランド化防止対策に有効な保水不燃建材を、産業廃棄物のリサイクル原料を使用し、プレス成形のみで消石灰の炭酸化反応により製造できる技術を確立した。試作した建材は曲げ強度、表面強度および耐凍害性で市場に出せるレベルのものである。

課題名:「ヤシ殻繊維を利用した生分解性育苗資材の開発」

委託先企業:東海不織布株式会社

農業現場で使用されているプラスチックに代わる、安価な生分解性育苗資材をヤシ殻繊維を利用して開発した。極薄シート製作、ポット成形加工および不織布ブロック製作を可能にした。不織布から作製したキューブでの育苗試験の結果は、従来法と遜色ない結果である。

課題名:「ホットスポット現象を利用した酸素センサ内蔵装置の試作」

委託先企業:飯島電子工業株式会社

セラミック線材のホットスポット現象を利用した酸素センサを用いて、迅速、正確、簡便に酸素濃度が計測できる装置を試作した。センサハウジング構造、ケースデザイン等の課題を解決するとともに、商品化に必要な課題を抽出した。

課題名:「生分解性畳糸の開発」

委託先企業:西川畳産業株式会社

古畳を堆肥として商品化する上で、合成繊維の畳糸を生分解の可能な材料に置き換える必要がある。これに適う生分解性樹脂のポリ乳酸繊維からなる畳糸を開発した。強度の確保、縫製時の摩擦低減の知見を得るとともに、畳縫製機械の改良も実現した。