平成28年度「育成試験」

平成28年度の採択課題と概要
 

芯鞘繊維ニットを基材とするFRPの車両部品への応用

実施企業:丸満産業株式会社(海部郡大治町)

 テキスタイルコンポジットは、織編物などテキスタイルを強化材とした繊維強化複合材料(FRP)である。強くてしなやかなど、テキスタイルの特長を活かした複合材料を作ることができ、部材の軽量化が要求される自動車・航空宇宙業界からの実用化への期待は大きい。炭素繊維強化複合材料(CFRP)が注目されるが、炭素繊維は剛性が高く柔軟性を持たせることは難しい。また、生産性やコストの課題もある。
 本研究では、芯鞘構造の熱可塑性汎用樹脂繊維を用い、加熱成形することでFRPとなる無縫製ニットテキスタイルの編成技術を活用し、易加工性かつ低コストで、軽量かつ一定の強度と柔軟性を有する立体成形品製造技術の確立を目指す。

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炭素繊維複合糸から成る織物を活用したCFRTP製品の事業化試験

実施企業:株式会社槌屋 (名古屋市)

 炭素繊維を織物にすることにより、一方向部材に比べて少ない積層枚数で強度の等方性を出すことが可能である。しかし、炭素繊維は汎用の織機での製織が非常に困難である。これまで、炭素繊維にナイロン繊維を被覆した複合糸を作製した後、織物に試織して熱可塑性炭素繊維複合材料(CFRTP)成形体を作製する研究を実施した。この技術シーズを用いて、本研究では複合糸を改良して織物試織、CFRTP製品の開発技術を確立する。

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