


新規事業・スタートアップの成功のためには、潜在・初期マーケティングが非常に重要です。新事業や新製品の開発テーマの選定にあたっては、技術者のマーケット対応能力によって成否が左右され、技術者自身が未来製品に対する具体的な顧客ニーズ(ベネフィット)をいかに技術仕様として詰めていけるかが、事業化につながる最大のポイントとなってきます。本研修では、近年体系化が可能となったMOTマーケティングを中心に紹介し、座学に加え、自らが抱えている課題(テーマ)をもとに演習を行うとともに、グループ討議を踏まえることで、今までとは異なる視点から課題解決に向けての糸口を学びました。
<開催日> 2022年9月13日(火)、14日(水)
<会場> ウインクあいち15階 科学技術交流財団 研究交流センター
<講師> 株式会社テクノ・インテグレーション代表取締役 出川通氏
<内容>
Ⅰ はじめに:マーケティングのためのMOT基礎知識
Ⅱ 実践MOTマーケティング① <マーケットの区分けとしてのライフサイクルとキャズム超え>
【演習&グループ議論・発表① キャズム理論】
Ⅲ 実践MOTマーケティング② <顧客と対話して隠れたニーズを探りベネフィット展開へ>
【演習&グループ議論・発表② ベネフィット理論】
Ⅳ 実践MOTマーケティング③ <見えないマーケットの推定と定量化でのフェルミ推定の活用>
【演習&グループ議論・発表③ フェルミ推定】
Ⅴ おわりに:研究開発・新事業のためのMOTマーケティング
【総合討議】
<参加者数> 9名
<主催> 技術経営(MOT)研修実行委員会(公益財団法人科学技術交流財団、公益財団法人名古屋産業科
学研究所、公益財団法人名古屋産業振興公社)
○参加者の声
・講義だけでなく、演習を交えて、MOTマーケティングについて総合的・体系的に学ぶことができた。
・実践的な内容・具体的な内容が多く、職場に戻って活用できそう。
・他の参加者の事例や考え、講師の解説を聞きながら取り組むことができてよかった。
・演習での講師からのコメントが的確だった。ベネフィットを見出せなければ事業化を見直す必要があり、
自社の置かれた状況を考えるよいきっかけとなった。
※ 参加者募集の詳細は、パンフレットをご覧ください。