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Aichi Science and Technology Foundation

​新着情報詳細

令和5年度「産学協創チャレンジ研究開発推進事業」の実施課題が決まりました。


(ニーズ対応FS 型) 腹囲フィードバックベルトを基盤としたICT持続的健康支援ツールの研究開発

代表研究者

株式会社松本義肢製作所 企画事業部 部長 宮川 拓也

研究開発の要約 

 要支援の主な原因である変形性膝関節症(膝OA)は、中高齢者の罹患率が高く、膝OA予防は介護予防のまさに第一段階と考えられている。膝OAの悪化要因であるO脚方向への負荷を減少させる歩行様式として、お腹を凹ませて体幹深部筋を収縮させて歩く「ドローイン歩行」が星城大学の研究により報告された。星城大学と松本義肢製作所は、この腹囲の増減を音で知らせる「DI-BELT」を考案した。本ベルトは、腹囲の増減に応じてバックルがスライドし結合部に当たる際に音を発する仕組みである。既に医療現場で使用されているが、 1日の中でDIが出来ている量(回数×時間)、カロリー換算、歩数などと一緒に管理したいという要望がある。そのためICT技術によりそれらを可能にするデバイスを開発する。また、データをスマホアプリで管理できる健康支援ツールを開発する。現行「DI-BELT」を基本仕様とし、一般の人から医療機関でも使用でき、デジタル管理が可能な「DI-BELT」を商品化する。





 
(ニーズ対応FS 型) 立体サンプル用レジスト膜貼付け器具の大面積化対応

代表研究者

株式会社ハイブリッジ 代表取締役 和島 達希

研究開発の要約

 豊田工業大学佐々木教授らが研究開発してきた三次元フォトリソグラフィ技術は、多点同時加工の長所を維持しつつ、立体の精密機械部品にも適用できる。プロセスに水溶性ポリマーのPVA 膜付きシート(SO シート、㈱アイセロ)を導入することにより、プロセス技術は確立した。種々の高付加価値のアウトプットを要するパターン転写の要求に応えるためには貼付けチャンバへの対応力が求められている。種々のサンプルサイズ・形状(大面積化)への対応が求められるため、チャンバ構成部品の形状改良・最適化に取り組む。

 
(シーズ育成型)磁場応答可逆接着シートの3Dプリンタ造形に必要な原料フィラメントの開発

代表研究者

   名古屋工業大学 大学院工学研究科 工学専攻 准教授 石井 大佑 

研究開発の要約

 界面接着機構は、接着剤・粘着テープ・吸盤を用いた表面への物体の取付等、頻繁にみられるありふれた現象である。そして、陸上・水中・真空中・高温・極低温など、多様な環境で必要な機能である。また、持続可能社会を目指す現代社会においては、使用終了後に回収し再利用を試みる可逆接着機構を組み入れた循環システムが切望されている。

 本研究では、マジックテープや吸盤に代表される構造接着における循環システムの高機能化を図り、電力不要な磁場応答型可逆接着機構を開発する。接着界面の微細構造は3Dプリンタで造形可能であり、その原料フィラメントへ磁場応答微粒子を複合化することで微細構造の動的制御可能な接着・剥離磁場スイッチングを開発する。具体的には、機能性微粒子の高分子フィラメントへの複合化、構造接着表面の3Dプリンタでの造形、磁場応答可逆接着機構の定量評価、開発する可逆接着シートの多様な環境での実装・検証を行う。

 
(シーズ育成型)ターコイズ水素製造時に得られる固体炭素を用いた熱伝導性樹脂の開発

代表研究者

   あいち産業科学技術総合センター 産業技術センター 化学材料室 主任研究員 鈴木 正史

研究開発の要約

 メタン直接分解反応は、メタンから二酸化炭素を排出することなく水素を製造することが可能である。これは、ターコイズ水素と呼ばれており、世界的に非常に注目を集めている。しかし、ターコイズ水素製造の事業化・商品化のためには、水素の販売価格だけでは採算性が合わないことが課題である。そこで、副生される炭素に着目し、熱伝導性樹脂用カーボンフィラーとしての利用を検討する。一般に、熱伝導性樹脂は、熱可塑性樹脂と黒鉛などのカーボン材料を混練・複合化させて成型される。そこで、ターコイズ水素製造時に得られる固体炭素を微細化し、熱可塑性樹脂への高分散条件の検討を行い、空隙率の少ない熱伝導性樹脂の開発を行う。本研究によって、固体炭素の工業的利用が図られるとともに、ターコイズ水素製造の事業化・商品化が進むことが期待される。

 
(シーズ育成型)アンビエント質量分析を用いた農作物の迅速・簡便な成分分析技術の開発

代表研究者

   名古屋大学 大学院生命農学研究科 准教授 白武 勝裕

研究開発の要約

 野菜や果物などの農作物の、味、香り、色、そして人の健康に関わる栄養成分や機能性成分の分析技術は、農作物の品質評価や市場価値を高めるために重要である。農作物の成分分析は、簡易的で迅速であるが成分を正確に同定・定量できないか、逆に正確に同定・定量できるが手間と時間がかかるかのどちらかに二極化している。

 申請者は貴財団の研究会「情報科学ーAIMS融合基盤技術研究会」の活動を通し、簡便・迅速・手間いらずの農作物の成分分析技術として、アンビエントイオン化質量分析(AIMS)を用いた、品質成分分析技術の開発を進めている。

 今回、株式会社中部テクノが販売する高出力紫外線発生装置を用いたミツバ栽培における、ミツバの味、香り、栄養、機能性に関わる成分を、AIMSにより分析する技術を確立し、紫外線発生装置の効果を検証すると共に、ミツバ等の野菜の簡便・迅速・手間いらずの成分分析技術の確立に取り組む。


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