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Aichi Science and Technology Foundation

​新着情報詳細

令和7年度研究会の採択テーマが決まりました

更新日:8月26日

一部の研究会ではメンバーを公募しているテーマもありますので、専用フォームへ入力いただければ、事務局より参画の可否をお知らせします。

外場を活用した先進セラミックスコーティングに関する研究会

   座長

名古屋工業大学 先進セラミックス研究センター 特任助教 石井 健斗


研究会の概要

セラミックスコーティングは、エレクトロニクス、環境・エネルギー、機械・航空、医療・福祉など広範な分野において、製品製造やデバイスの性能向上にブレークスルーをもたらすことが期待されている。コーティング技術の共通基盤となる物理化学現象の解明や、それに基づく技術開発、応用展開を積極的に推進する必要がある。本研究会では、グリーンプロセスに資するセラミックスコーティング技術について、最新の研究開発動向について議論する


異材成形歯車の用途開発研究会

   座長

名城大学 理工学部材料機能工学科 准教授 榎本 和城


研究会の概要

金属歯車の表面に繊維強化樹脂を射出成形で被覆した異材成形歯車は、軽量・静音・クリーンといった特徴を有し、金属の強度・剛性・寸法精度と樹脂の優れた摺動特性を兼ね備えた次世代歯車である。本研究会では,異材成形歯車の用途開発を加速し、社会実装していくための勉強会・研究会を開催し、情報提供と企業ニーズの収集を通じて、参加メンバー間での意見交換を行い、将来の事業化に向けて議論を進める。


知能・先進電気機器システム研究会

   座長

名古屋工業大学大学院工学研究科工学専攻 准教授 北川 亘


研究会の概要

産業応用分野において、モータやアクチュエータなどの電気機械、これらを駆動する制御機器や電力変換器、さらにそれらを制御するセンサ類などの電気機器は、さらなる小型化、高効率化、高信頼性が求められている。本研究会は、これらの先進技術を共有・応用し、社会実装に繋げることを目的とする。まずは次世代骨伝導スピーカを取り上げ、AIや先進的な通信技術と融合したシステムの創造と社会実装方法を模索する


生成AIと組織の自律性

座長

名城大学 経済学部 学部長/教授 佐土井 有里


研究会の概要

本研究会の目的は、日本企業における生成AI活用の課題を検討し、生成AIを手段として活用することで、組織の自律性を高める方策を探ることである。生成AIは、情報収集・分析やデータのリアルタイム可視化を通じて、個人や部門がより迅速かつ自律的に意思決定を行える組織の構築に資する可能性がある。本研究会では、日本特有の縦割り組織における生成AIの適応課題や問題点についても企業調査を行い、組織全体の自律性向上に向けた実践的方策を、世界各国の先進事例を参照しながら検討する。とりわけ知識労働においては、専門性を活かした主体的な判断が促され、柔軟かつ機動的な組織運営が実現可能になると期待される。


光医療開発研究会

座長

名古屋大学 大学院医学系研究科/高等研究院 特任講師 佐藤 和秀


研究会の概要

本研究会は、「光を用いたがん治療」の最前線に焦点を当て、近赤外光を活用した光免疫療法や光温熱療法といった革新的治療技術の基礎・応用研究に関する最新動向を広く企業と共有することを目的とする。さらに、光源技術、薬剤開発、デバイス設計、臨床評価といった多岐にわたる分野の知見を結集し、研究者と企業技術者の交流を促進することにより、産学連携の新たな機会を創出する。技術開発から臨床応用へのスムーズな移行を可能にする橋渡しの場を形成し、社会実装に向けた実効性の高いプロジェクトの構築を目指す。



ナノ・マイクロ階層化革新的デバイス創生

座長

愛知工業大学 工学部電気学科 准教授 竹内 和歌奈


研究会の概要

ナノスケールの物理原理を応用したセンシングデバイスとその動力となるエネルギーハーベスティングデバイスの組み合わせなど、ナノからマイクロまでを繋げる階層構造が必要である。本研究会では、該当領域の研究者、技術者を交えて、知識と技術を共有し、ボトムアップとトップダウン技術を融合した革新的デバイスの作製方法の確立と作製を目指し、先導的研究テーマ発掘および技術革新・新規材料創出に向けた課題抽出を行う。


林野火災抑制に向けた最適消火戦略に関する研究会

座長

愛豊橋技術科学大学 大学院工学研究科 機械工学系 教授 中村 祐二


研究会の概要

本提案は、提案期間内にて、近年甚大な被害を及ぼしている林野火災に対して実践的な消火戦略の理論の構築・提案に向けた検討を行うとともに、それを実効可能とする消火薬剤の性能評価および散布手段に関する技術開発に関する意見交換を行う。本検討を通じて、次のステップとして、どこにどの量の消火薬剤を配置すれば火災拡大をどの程度抑制可能かの指針をラボスケールで確立し、実用化に転用するためのスケールアップ検証試験に橋渡しすることを目指したい。


ソーラーガラス資源活用コンクリート研究会

座長

金城学院大学 生活環境学部 環境デザイン学科 教授 朴 相俊


研究会の概要

本研究会(略称:ソーラーク=SOLARC研究会(※))は、使用済み太陽光パネル由来の廃ガラスを高付加価値のコンクリート材料として再資源化・有効活用する技術的基盤の確立を目的としています。特に、ガラス微粉末のセメント代替利用や骨材化に向けた材料特性・耐久性の評価、アルカリシリカ反応への対応策など、産学連携で技術的課題の解決と社会実装に資する知見の集約を図り、カーボンニュートラル社会の実現に貢献します。

(※)Solar Glass Recycled Concreteの略称。


水素燃焼炉の実装に向けた技術開発研究会

座長

名古屋工業大学 生命・応用化学科 教授 橋本 忍


研究会の概要

2050年カーボンニュートラル(CN)の達成に向けて水素燃料の利用が促進されている中、窯業の脱脂・焼成工程における水素燃料への転換は必須であり、水素燃焼技術の確立が求められる。そこで本研究会では、従来の製造法と同等以上の品質を確保することや水素燃焼によるコストの削減と付加価値の探求といった課題を解決するために、最新の情報や技術について議論、共有を行い、窯業における水素燃焼炉の実装およびCN達成を目指す。


次世代救命処置サポートシステム研究会

座長

名城大学 人間学部 教授 畑中 美穂


研究会の概要

突然の心停止の現場に居合わせたバイスタンダーが、迅速に、安心して救命処置を実施できるようにサポートする体制について検討し発案する。ドローンやスマートフォンアプリを利用したAEDの現場配送技術に、救命現場のバイスタンダーが被る心理的負担の軽減や救命処置後のストレスケアの要素を取り入れたサポートシステムの実現可能性を、心理学者、救急救命士および産業界のプランナーが意見を持ち寄り、学びつつ、実現化を模索する。


繊維強化複合材料(FRP)を用いた社会基盤構造物の強靭化研究会

座長

大同大学 建築学部建築学科都市空間インフラ専攻 准教授 宮嵜 靖大


研究会の概要

本研究会では、繊維強化複合材料(FRP)を社会基盤構造物に適用し、社会実装を進めることで、国土強靭化および持続可能な社会の実現に貢献することを目指す。具体的には、FRPの材料特性の調査・検証と構造物への適用ならびにFRP補修・補強の範囲、方法を判断するためのセンシング技術について研究活動を進める。本研究会が、産学官の研究者・技術者間の活発な交流の場となり、革新的技術の創出と社会実装に繋がることを期待する。




 
 

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