一部の研究会ではメンバーを公募しているテーマもありますので、専用フォームへ入力いただければ、事務局より参画の可否をお知らせします。
生産現場におけるプロセス・インフォマティクス(PI)によるものづくり革新
座長
名古屋大学大学院工学研究科 化学システム工学専攻 教授 市野 良一
研究会の概要
データ駆動型科学の展開が急速に進んでいる。マテリアルズ・インフォマティクスはもとより、生産プロセスの立案およびそのプロセスにおける製品品質維持のためのプロセス監視とその制御のためのデータ駆動型科学に強い期待が寄せられている。しかしながら、量産プロセスへのPIの適用にはまだまだ課題が山積みである。そこで、めっき生産プロセスを題材に、環境対応のための代替技術への切り替えを設計から量産までにおいてスルーでかつ迅速な対応が中小企業現場でも可能となるPI技術確立、その適用とシステムの構築を検討する。
病原性微生物検出・標識のための新技術研究会
座長
名古屋工業大学大学院工学研究科 工学専攻 教授 猪股 智彦
研究会の概要
近年の様々な感染症の発生・まん延は迅速・簡便な病原性微生物の検出・標識の重要性をあらためて認識させるものとなった。本研究会では、病原性微生物検出のための新技術を検討するために関連技術に関する勉強会・講演会を開催し、産学官の多様なメンバーの連携による新技術の創出を目指す。
建設技術のデジタル革新に関する研究会
座長
名古屋大学大学院工学研究科 土木工学専攻 教授 加藤 準治
研究会の概要
建設・土木分野におけるデジタル技術の適用は、省力化や高機能化等、今後の基幹インフラの高度化に必須な取組みである。地域産学行政の幅広い領域の研究者、技術者を交えて、高機能化(軽量、高強度、短納期等)を実現する技術、材料等を幅広く取り扱い、プロセス技術の高度化や先導的研究テーマの発掘等、当地域の産業振興に繋がる課題を抽出し、次世代のデジタル技術の活用を議論する。
美的感性の定量化と利活用研究会
座長
名城大学 情報工学部 教授 川澄 未来子
研究会の概要
データサイエンスやAI、感性工学の手法を駆使し、景観、製品、芸術などにおける「美」や「心地よさ」を定量化、類型化、分析、比較し、その成果を地域景観の管理、新価値製品やサービスの創出、人々の健康やQOL向上、次世代の価値教育など、幅広い社会課題へ活かすことを検討する。
無次元化機能性フィルタの社会実装と核融合炉技術への展開に関する研究会
座長
中部大学 生命健康科学部臨床工学科 教授 河原 敏男
研究会の概要
コンパクト核融合炉の実現を目指して技術調査を行うとともに、数理モデルによる概念化で統一的な研究開発へ展開する。無次元化機能性フィルタを最初のターゲットとして殺ウイルス技術を空間制御技術に発展させることで社会実装する。さらに、認識&分離技術としての核融合炉システムへの技術的応用を目指す。
RA-AIMSによる自動分析技術研究会
座長
近畿大学 教授 財津 桂
研究会の概要
アンビエントイオン化質量分析(AIMS)は前処理操作が不要で、その場分析やリアルタイム分析が可能であり、自動分析技術との親和性が高い。近年、欧米を中心にAIMSをRobotic automation(RA)と組み合わせた自動分析装置などが多数開発されている。そこで本研究会ではRAとAIMSを基盤とした革新的な自動分析技術の考案と社会実装を目指す。
QOL最大化医療コンセプト創成研究会
座長
藤田医科大学 副学長 齋藤 邦明
研究会の概要
健康寿命は、心身の健康と満足度を保つ期間であり、治療行為を通じて個々のQOLを高める工学技術を創成する。QOLは「生存時間」「他者関係」「精神的満足度」の3要素で構築され、これらを最大化する医療行為のコンセプトを構築する。企業や研究者は専門分野を活かし、新たな医療技術を共創し、将来の医療現場に導入するために取り組む。そして、議論を通じて将来のマネタイズシナリオを描き出すことを目指す。
次世代オーバーレイネットワーク技術研究会
座長
名城大学 情報工学部 准教授 鈴木 秀和
研究会の概要
デジタル田園都市の実現には、ネットワークレベルの安全性が重要である。本研究会では、企業技術者と共に、デバイス間接続の安全性を実現する次世代オーバーレイネットワーク技術について議論する。これらの技術を活用し、安心・安全なIoTシステムを広く社会に実装するためのモデルケースを構築することを目的とする。
スペクトル超解像技術応用研究会
座長
名古屋大学 未来材料・システム研究所 原田 俊太
研究会の概要
本研究会は、X線光電子分光法(XPS)におけるスペクトル超解像技術の応用を中心に扱うものである。ベイズ超解像アルゴリズムを用いて低解像度スペクトルから高解像度スペクトルを再構築し、測定時間の短縮とデータ精度の向上を図る。具体的には、XPS測定における時間短縮、ノイズ低減、高精度解析を実現し、産学連携を強化して技術の普及と社会実装を目指す。
領域横断的ソフトアクチュエータ応用技術実用化研究会
座長
豊橋技術科学大学 機械工学系 助教 比留田 稔樹
研究会の概要
愛知県および東海地区の研究者や地域に根ざした企業との技術交流を行うことによって、ソフトアクチュエータに関するシーズ技術を実用化へ繋げることを目的とする。農作物を扱う装置や人と共存するロボットの開発などに繋げることにより、少子高齢化問題に対応するための産業の自動化や福祉へ貢献することが期待できる。さらに愛知県のロボット製造業を活性化させることも本研究会の目的の一つである。
新規永久磁石材料開発研究会
座長
名古屋大学 未来材料・システム研究所 教授 水口 将輝
研究会の概要
ネオジム磁石などの現行の永久磁石は、重希土類などの希少元素を含有しており、それらの供給不安や価格高騰が大きなリスクとなっているため、元素戦略的見地からは好ましくない。そこで、本研究会では、重希土類や貴金属などを必要としない、高性能な新規永久磁石に関する国内外の研究開発動向など最新の情報・技術について議論・共有を行い、次世代の自動車などに搭載可能な先導的研究テーマの創出を狙う。
ビジネスモデル構築に基づく医工連携ヘルスケアものづくり
座長
名古屋工業大学 教授 森田 良文
研究会の概要
昨今、医工連携にてヘルスケア分野のものづくりが盛んに行われているが、それがビジネスにまで繋がるケースはそれほど多くはない。ビジネスモデルの構築も含めて医工連携ものづくりが活発化するよう医工産学官のメンバーにて人工知能・組込系・エッジコンピューティングの最新技術の理解のみならず、ビジネスモデルの専門家の講演を聞いたり、調査結果を共有しながら、医工連携ものづくりを可能にする技術・情報を共有する。
グリーンケミストリーに向けた次世代の有機合成手法に関する研究会
座長
名古屋工業大学大学院工学研究科 生命・応用化学類 助教 安川 直樹
研究会の概要
本研究会では、近年注目を集めている「グリーンケミストリー」の概念に従った、環境にやさしい物質生産手法の開発を目指し、有機合成を基盤とするモノづくり技術の探求を行う。おもに、有機合成技術についての最新情報と実践技術を共有し、それらを組み合わせ、相乗的に発展させることで、革新的な合成技術の創成を目指す。また、ファインケミカル合成における先導的研究テーマの発掘も行う。
2050年のゼロカーボン社会におけるエネルギーシステム研究会
座長
愛知工業大学 エコ電力研究センター/工学部 電気学科 教授 雪田 和人
研究会の概要
再生可能エネルギーを主力電源とする発電、蓄電、送電等の電力システムを構成する要素技術とシステム化技術、地域マイクログリッド等のエネルギーシステムのシステムの在り方について、実証研究を通じて得られた知見を参加機関のメンバー間で共有、意見交換を行う。さらに、技術的課題(制御方式・保護方式・蓄電池を含む運用手法など)の整理を行い社会実装に向けて議論する。